竹和紙 水彩画用を試してみました。

「竹和紙 水彩画用」という紙を試してみました。
試し描きした個人的な感想をお知らせしたいと思います。

和紙メーカーが作った、竹の繊維が入った紙ということドキドキしながら使ってみました。
結果からいうとかなり強い紙だと思いましたが、最初ドライで塗った時に、あれかなり弱い紙なのかなと感じました。ボロボロになりそうな雰囲気でしたががそんなことはなかったです。とても吸い込みが良いので弱い紙と感じてしまったのだと思います。重ね塗りしても紙の表面は傷みませんでした。

ドライで3回の塗り重ね。和紙のような紙の繊維が見えるのも面白いです。
リフティングは全くできません。失敗は許されない感じです。

そして、なんといってもウエットがとても美しく出ます。
本当に絵の具がゆっくり吸い込まれるという感じです。以前あったMO吸い込み紙(廃版)とまでは吸い込まれませんが、ゆっく~り、じんわ~り広がっていきます。
 

驚いたのはウエットの乾きが早いことです。乾燥したというよりウエット用の水も吸い込まれるといった感じです。作業は手早くやらないとダメですね。また、マスキング液も使ってみましたが、マスキング液まで吸い込まれているのでは?といった感想です。はがす時、紙に食い込んで取れにくく感じました。それでいて輪郭は下側から絵の具がにじんできているので、完璧なマスキングは難しいかもしれません。しかし、マスキングの輪郭が柔らかい感じもするのでそれはそれで活かせるかもしれませんね。紙が破れるということはなかったです。

私の感想としては緻密精密な作品より、ふわっと柔らかいタッチの作品に向いているのではないかと感じました。他の紙とは違うのでもう少し試してみたいと思います。


「竹和紙 水彩画用」
竹70%、再生古紙30%(中紙)
中性紙、炭酸カルシウム含有、強サイズ紙、無蛍光漂白

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