自分自身との対話

自分が絵を描いている時は絵の事に没頭しているというより、自分自身と対話していることが多いです。
意図的にそうしようとするのではなく勝手にそうなっています。

どちらかというと、絵を描き始める前に絵の構図や色合い、描く手順など、絵に必要なことは決まっていて、描き始めたら自分自身との対話がメインになってきます。(これは自分だけかもしれないし…。もちろん絵を離して見たり、ここはもうちょっとこうした方がいいとかはやりますよ)

最近、悩んでいたことも片付き。
個展の疲れも取れ、納期が切迫している仕事もありません。
そういう状態でやっと落ち着いて、今受けている仕事の絵を描き始めました。

今日は描きながら色々なことを想い、ゆっくり自分と対話が出来ました。
ここ数日間に起きたこと、ここ数カ月で起きたこと、ここ数年で起きたことが頭に浮かび、点と点が結びついた気がしました。
今受けている仕事もただの仕事ではなく、色々な結びつきから来ているのだと感じたとき感謝の気持ちがいっぱいになりました。

そんなことを想いながらも手は冷静に「この線曲がってる」とか思って直しているんですがね。

そんなことを想いながら、なんとなく自分自身のことが分かってきた今日この頃です。