新年あけましておめでとうございます

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あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

年末年始は昨年より長く実家の帯広に帰省していました。
ゆっくりしていたというより、2月に控えている個展に向けて取材、制作をしていました。

今回は冬場でのスケッチをやってみようとチャレンジしてみました。
朝日の風景を取材したいので朝6時に起きて完全防寒で出発します。
日の出は6時40分ぐらいなので、夏場の朝日の取材に比べると朝起きるのは楽です。

気温は暖かい日で-6℃。寒い時だと-16℃ぐらいでした。
晴れた日を狙って行くのですが、晴れた日は放射冷却の為冷えるので冷えた時にスケッチしに行くという状況になります。
太陽が昇ってから冷え込むというのも不思議なものです。

絵の具を溶くのに水では凍ると聞いていたのでエタノール(アルコール)を準備しました。しかし、エタノールだけで溶くと凍りはしないのですが絵の具の溶けが悪く、すぐに蒸発しました。そこでどれだけ凍るのかと水を使って描いたところ5分で凍りました。パレットも凍るし、描いてる絵の表面にも薄凍りが張るし、筆先も凍りザラザラになりました。

その為、次の日からエタノール7、水3の割合で混ぜた溶液で絵の具を溶くことにしました。なかなか使いやすかったです。

2日目あたりからやっと冬場のスケッチに慣れてきました。(画像1)
川の絵です。

手袋もしているし、15分もすると手がかじかむので、木の枝とか細かい所は現地では無理だとわかりました。色を中心にスケッチしてきて、家で仕上げるのがいいのかなと思います。(画像2)
これを元に作品にしていこうと思います。

冬場のスケッチは寒ささえ克服すれば、空気も澄んでいるし、虫もいないし、その辺にカバンを置いても土で汚れないのでとても清々しくて気持ちがよかったです。寒さで身も心も凛とする感じがしました。
とてもよかったのでこれからまたしようと思います。